【怖い話】せんじゅさまとは?呼び出すやり方:実在するか考察してみた

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「せんじゅさま」を知っていますか?

「こっくりさん」や「さとるくん」のような応答型の怪異の都市伝説として知られています。

手順が簡単で、デメリットやリスクがなく、誰でもすぐ試せる、一見友好的な怪異に見えますが、実は怖い体験談も存在します。

今回は、せんじゅさまにまつわる怖い話と元ネタ、実在するかどうかについて、考察していきます。

目次

せんじゅさまとは?の怖い話を後日談まで

せんじゅさまは、特定の手順を踏むことで呼び出すことのできる怪異です。
正しい手順で呼び出すことで、呼び出した者の願いを一つ叶えてくれると言われています。

あらすじ

せんじゅさまの都市伝説は、

  • 手順を正しく行えば、せんじゅさまは完全なる御姿で顕現する。
  • せんじゅさまは常世の者の願いを叶え、常世を正す存在である。
  • 願った者には、極楽浄土への道が開かれる。

と言われています。

元ネタ

せんじゅさまの都市伝説は、1960年代後半~1970年代前半に生まれたと言われています。

1970年前後に関西圏で発生し、当時のオカルトブームに乗り、一定程度広まったと考えられます。

「全国的に広まった」とする説もありますが、あくまで限定的で、他の都市伝説に比べ、かなりマイナーな部類になります。

というのも、せんじゅの噂の発祥はかなり曖昧で、正確な時期まではわかっていません。

ルーツも不明で、現時点で判明している初出情報が、1980年初頭大阪のため、関西地方が始まりではないかと言われています。

地方によって手順や名前は大きく変化しており、

  • 東北地方:ててさま
  • 房総地方:ハガチさま

などとも呼ばれていたそうです。

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せんじゅさまの呼び出し方

必要なもの

  • 黄色い花
  • 願い事

手順

  • 公園など、特に子供が多くいそうな場所で行うこと。
    ※時間は問わないが、夜だと子供がいないため、日中が望ましい。
  • 黄色い花を手に持ち、願い事を口に出して唱える。
  • すると、「せんじゅさま」が現れ、願いを叶えてくれる。
  • 「せんじゅさま」が現れた時に、鈴を鳴らすと不幸も祓ってくれる。

手順を間違えたり、条件を満たしていない場合、せんじゅさまが現れなかったり 現れても力が弱く、願い事が叶わないそうです。

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せんじゅさまは実在する?考察してみた

せんじゅさまの体験談

呼び出す手順を考えると、せんじゅさまは人間に友好的な怪異と考えられますが、せんじゅさまを呼び出した体験談には、恐ろしい内容のものがあります。

  • せんじゅさまを呼び出した人が、そのまま行方不明になった、
  • せんじゅさまに願い事を叶えてもらいった人が、多幸感のあまり正気を失ってしまった。
  • せんじゅさまに極楽浄土に極楽浄土に導いてもらうと、自ら命を絶ってしまった。

実際にあった事件

1987年6月17日、埼玉県にある自然公園の藪の中で、中学生の男の子の遺体が発見されました。

遺体には強い力で引っ張られたような痕跡と、大きな裂傷があったことから、死因は外傷性ショックと判断されました。

しかし、誰がやったのか、どのように男の子が外傷を負わされたのかは、今も不明のままです。

  • 遺体の発見現場が子供も集まるような公園であったこと。
  • 犯人が今も不明であること。
  • 遺体が黄色い花を握りしめていたこと。

これらの状況から、ある週刊誌では、「真夏の怪奇都市伝説」として、男の子はせんじゅさまを呼び出そうとした結果、せんじゅさまによって死に導かれたのではないかと報じられました。

せんじゅさまは危険?

「こっくりさん」や「さとるくん」といった、応答型の怪異は、基本呼び出すこと自体にリスクが伴います。

しかし、せんじゅさまは、噂の通りの手順だとすれば、ノーリスク・ハイリターンです。

にもかかわらず、「せんじゅさまを呼び出し、願いを叶え、幸福に満ちた日々を送った」という体験談はネット上にも存在しません。

ゆえに、そもそもこの噂自体が、せんじゅさまを呼び出す儀式を実行される撒き餌ではないかという見方もあります。

重要なのは、「せんじゅさま」はあくまで都市伝説であり、実際の効果や結果は確認されていないということです。都市伝説の性質上、真偽の確認は困難であり、様々な噂や解釈が存在しています。

すると、やはりせんじゅさまの呼び出し方はシンプルかつノーリスクなのは不可解です。

どういうことか?

せんじゅさまを呼び出した者が不幸な結末を迎える体験談こそが、せんじゅさまの都市伝説の本来の形なのだとすると、呼び出す手順や設定等が分離譚で、体験談が噂の本体だったのではないか?と考えられます。

都市伝説の一部が途中で分離し、その分離した部分のみが広く伝播してしまったため、「人間に友好的な怪異」という見方になってしまいましたが、本来はやはりそういった対価を伴うものだったのかもしれません。

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