【星のカービィ】ラスボスの悲しい裏設定6選:実は重い過去が隠されていた

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星のカービィシリーズは、一見明るく楽しいゲームに見えますが、ラスボスはなぜかやたらとホラーで、恐怖心をあおるビジュアルをしていますよね。

実は、ラスボスたちが怖いのは、見た目だけではありません。

ラスボスたちには、悲しいエピソードや裏設定が隠されているのをご存知でしたか?

彼らに散りばめられた、恐ろしい要素や、隠された鬱設定とは・・・。

今回は『星のカービィ』シリーズの歴代ラスボスの重い、悲しい裏設定を紹介していきます。

目次

カービィラスボスの悲しい裏設定5選

孤独で寂しがりなダークマター

ダークマター族は、『星のカービィ』シリーズに登場する悪役の種族です。

「暗黒物質」を意味するダークマター。

彼らはシリーズのラスボスとして登場することが多く、特に『星のカービィ3』や『星のカービィ64』では重要な役割を果たしています。

ダークマター族は、暗黒の力を持ち、カービィの強力な敵として立ちはだかります。

ダークマターの初登場は、ゲームボーイ時代のカービィシリーズ。
『星のカービィ2』のラスボスでした。

第一形態では剣士の姿をしていて、第二形態では真の姿である球体に変化します。

『星のカービィ3』では、親玉であるゼロが登場します。
ゼロは、巨大な白い球体に赤い目をしており、見た目からして怖いです。

ダークマターの恐ろしいところは、2で倒したはずなのに、3でも再登場しているところです。倒しても倒しても出てくるのです・・・。

悪い黒い雲から生まれた謎の生命体なのですが、ターゲットになる惑星に黒い雲を拡散させ、ダークマター一族の住みやすい世界に変えてしまいます。

しかも、他の生物に憑依して宿主を支配してしまいます。

『星のカービィ2』では、デデデ大王が憑依されていました。

実は、『星のカービー2』の企画の当初の段階では、ダークマターには真逆の設定があったそうなんです。

  • 性格は寂しがり屋で常にひとりぼっち
  • 友達ができないから、みんなが仲良くしてるプププランドを羨ましく思っていた

ダークマターの印象が一気に変わりますね。

一族以外の仲間が欲しかっただけで、実はみんなと仲良くしたかっただけなのだとしたら・・・?

寂しがり屋なのに孤独を背負った運命。

悲しい設定です・・・。

ダークマインドの恐ろしい設定

『鏡の大迷宮』に登場するラスボスであるダークマインドは、シリーズの中でも特にしぶとい敵キャラクターとして知られています。

彼は鏡の世界の黒幕であり、カービィたちにとって大きな脅威となります。

ダークマインドは、直訳すると「闇の精神」。

その名の通り、悪い心を操る能力持っており、鏡の国の秘宝であるディメンションミラーを暴走させました。

そのせいで、鏡の前に立ったら 悪夢が生まれるという現象が起こってしまいます。

例えば、メタナイトは鏡によって生み出されたダークメタナイトによって鏡に取り込まれてしまいました。

ダークマインドの能力で、悪意のみ反映するように鏡を作り替えられたせいです。

ダークマインドは、鏡の国を悪意で満たすために、本来は願いを叶えるはずの鏡を改変しました。

その過程で、自身の悪意にメタナイトも敗北してしまった・・・。

いかに悪意が強力かを物語っています。

ダークマインドの詳しい過去は不明ですが、ダークマインド自身が、自らの悪意に支配され、全てを支配しようと企んだのだとしたら・・・?

悪意こそが最も醜く、恐ろしいということを、暗にプレイヤーに伝える裏設定となっています。

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クィン・セクトニアの悪意

『トリプルデラックス』に登場するクィン・セクトニアは、巨大な蜂を彷彿とさせる女王様で、傲慢かつ横暴な性格を持っています。彼女は他の者たちを見下しまくる存在です。

この性格には、鏡の国のディメンションミラーが関係しています。

クィン・セクトニアの側近が女王様のためにディメンションミラーを献上しましたが、その鏡はダークマインドによって歪められた状態のままでした。

その影響で、クィン・セクトニアの性格がさらに悪化し、美と支配欲にだけ執着するように変貌したのです。

セクトニアの心には、元々強い悪意が眠っていたのかもしれません・・・。

さらに恐ろしいのは、セクトニアが寄生を繰り返して生きてきたということです。

そして自身が支配する天空の国フロラルドで、民を無能だと侮辱し、見下しながら 長きにわたって苦しめ続けた・・・。

恐ろしい設定です。

AI「星の夢」に心を奪われたプレジデント・ハルトマン

『ロボボプラネット』のボス、プレジデント・ハルトマン

プププランドを機械化したハルトマンは、ハルトマンワークスカンパニーの社長で、カンパニーの利益のためには何でもする冷徹な男です。

しかし、実は彼には、娘を事故で失った悲しみから逃れるために仕事に異常なまでに打ち込むようになったという、悲しい設定があります。

ハルトマンは、銀河の彼方の文明を解明し、マザーコンピューター「星の夢」を現代に蘇らせました。

「星の夢」はカンパニーの経営戦略を完璧に実現し、他の星を機械化しようとします。

ハルトマンは娘を失った悲しみを忘れるために、「星の夢」を制御するために脳を接続し続けた結果、記憶と心を失い、おかしくなっていきました。

「星の夢」はハルトマンの精神を支配し、彼の記憶と心を消去しようとしました。

カンパニーを繁栄させるために、生命体の心を邪魔と判断した「星の夢」に翻弄され、結果ハルトマンは戻ってきた娘に気づくことさえできなくなってしまいます。

娘を失った悲しみに負け、AIに頼りきりになった結果、心を失ってしまった・・・。

ハルトマンの裏設定は、自分自身の弱さに打ち勝てなかければ、恐ろしい悲劇が待っていることを、示唆しているのかもしれません・・・。

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裏切られた悲しみに染まったエンデ・ニル

『スターアライズ』に登場するボス、エンデ・ニル

エンデ・ニルは、神のような存在で、名前の由来は、

  • エンデ:ドイツ語で「終焉」を意味
  • ニル:英語で「無」を意味

エンデ・ニル自身は、元々意思や感情がなく、呼び覚ました者に染まる無邪気な存在です。

それゆえ、呼び出した者が悪なら、強大な悪となってしまいます。

エンデ・ニルを呼び覚ましたのは、ハイネスという黒幕です。

ハイネスの一族は、強大な魔力を持っていましたが、その力を恐れた科学者たちに裏切られて、銀河の果てに追放されてしまいます。

この裏切りと悲しみから、ハイネスはエンデ・ニルを呼び出し、その負の感情がエンデ・ニルに影響を与えたのです。

エンデ・ニルの第一形態や第三形態の技名には暴力的な名前がついているのに対し、最終形態の技名には、「トモダチノワ」「タノシイユメ」「マンメンノエガオ」といった名前がついています。

これらの技名はハイネスの本心を反映している可能性があり、裏切りに傷つきながらも、本当は友達と楽しく過ごしたいという願いがあったのかもしれません。

ペインシアとドロシアは生き別れの姉妹?

『トリプルデラックス』の2面ボス、ペインシアのポーズ画面には、悲しい背景が描かれており、生き別れた姉妹を描いた絵が実体化して復讐を誓うという設定があります。

そして、『タッチカービィ』に登場するラスボス、ドロシアも同様に、忘れ去られた絵が現実世界に怨みを持ち出現するキャラクターです。

ペインシアの姉妹ではないかと考えられています。

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カービィにもあった?ダークな鬱設定

闇深い没コピー能力

『鏡の大迷宮』のデモ版には、カービィが大量に流血し、魂が出るというショッキングなポーズ画面があり、これは没になったコピー能力の一部とされています。

ベル能力はパロディ?

『トリプルデラックス』のコピー能力「ベル」には、『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラ、ともえまみを意識したパロディ要素が含まれているそうです。

まどマギ自体はかなりの鬱アニメですが、中でもともえまみのエピソードは、特に鬱エピソードと言われています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

『星のカービィ』自体はほんわかしたゲームですが、悪意や悲しみ、憎しみといった要素が、ラスボスの存在に大きく影響していることがわかりますね。

闇や混沌を体現したようなキャラクターも多く、裏設定には、心の弱さや脆さが深く関わっています。

一歩間違えれば、人の心の弱さや脆さは、恐ろしいことを引き起こす・・・。

カービィシリーズの歴代ラスボスの裏設定は、心の脆さがいかに恐ろしい結果をもたらすかということを、暗に伝えているのかもしれません。

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