【怖い話】かんかんだらとは?出現場所や正体について考察

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「かんかんだら」を知っていますか?

2ちゃんねるに投稿された怪談で、多くの人々を恐怖に陥れる都市伝説として知られています。

投稿者は、友人と3人で、地元の森の立入禁止区域を度胸試しで訪れます。

立入禁止区域にあった六角形の封印を破ってしまったことから、恐ろしい妖怪「かんかんだら」に襲われてしまいます。

そして、友人の一人がかんかんだらの呪いを浴びてしまい・・・。

今回は、かんかんだらにまつわる怖い話と元ネタ、出現場所や正体について考察していきます。

目次

かんかんだらとは?姦姦蛇螺の怖い話を後日談まで

かんかんだらの怖い話は、2ちゃんねるのオカルト板「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?(洒落怖)」というスレッドに投稿された怪談です。

あらすじ

荒れた生活を送っていた中学3年生(当時)の投稿者と、その友人A・B。

ある日、3人は地元の森にある立入禁止区域に、度胸試しで侵入します。

しかし、立入禁止区域に近付くに連れ、異変が生じ始めます。

それに構わず進んだ先で、六角形を形どった注連縄や、奇妙な形に並べられた楊枝のような棒を発見します。

Bが興味本位でその棒を動かしてしまい、「かんかんだら」の封印が解かれてしまいます。

3人はかんかんだらに遭遇し、その姿を目撃することになります。

何とか森から逃げるものの、Bの様子がおかしくなってしまい・・・。

元ネタは2chの洒落怖

2ちゃんねる(洒落怖)に投稿された、より詳しい話の詳細が知りたい方はこちら↓↓

※閲覧する場合は、自己責任でお願いします。

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かんかんだら(姦姦蛇螺)の特徴

「かんかんだら」は、6本の腕を持ち、下半身は蛇の姿をした妖怪です。

大蛇に食われた巫女が変貌した姿と言われています。

漢字で書くと姦姦蛇螺

俗称は『生離蛇螺』/『生離唾螺』。
古くはは『姦姦蛇螺』/『姦姦唾螺』。

なりじゃら、なりだら、かんかんじゃら、かんかんだらなど、呼び方は様々で、現在では、一番多い呼び方は単に『だら』だそうです。

この都市伝説的な妖怪は、以下のような外見の特徴を持っています。

  • 上半身は人間の女性の姿で、6本の腕を持つ。
  • 下半身は大蛇の姿をしている。
  • 山奥や森の奥深くにある立入禁止区域に封印されている。
  • 封印を解いたり、特定の条件を満たすと姿を現し、危害を加える。

やってはいけない行動は2つあり、

  • 立入禁止区域の、棒の形を変えてしまうこと。
  • 巫女の姿を見ること。

この2つをしてしまうと、巫女の怨念を浴びてしまいます。

恐ろしいのは、封印を解き、かんかんだらの下半身を見た者は助からないということです。

実際には、棒を動かした時点で、必然的に巫女の姿を見てしまうため、終わりです。

ゾッとしますね。

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後日談

立入禁止区域に封印されていた棒を動かしてしまったBは、両手両足をぴんと伸ばした状態で、「痛い痛い」とのたうちまわっていました。

かんかんだらの供養場所を管理する巫女のところに連れて行かれるも、「どうにもならない」と言われてしまいます。

しかし、かんかんだらの下半身を見ていなかったことが幸いし、Bは何とか助かったそうです。

すっかり更正して、今はどこかで生活しているのだとか。

かんかんだらの箱は、一定の周期で場所を移して、供養されてきたといいます。

この一件から一年後、柵の撤去が始まったことから、今は別の場所に移された可能性が高いです。

オレ達の住んでるとこからはもう移されたっぽい。
二度と行きたくないから確かめてないけど、一年近く経ってから柵の撤去が始まったから、たぶん今は別の場所にいるんだろな。

という言葉で、書き込みは終わります。

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かんかんだらの出現場所はどこ?九州の神社説

かんかんだらの出現場所は、主に以下のような場所とされています。

  • 山奥や森の奥深くにある立ち入り禁止区域
  • 特定の封印された場所。
  • 供養される場所は一定周期で移動するとされており、固定されていない。
  • 地元の人々に忌み嫌われ、近づくことを避けられている場所。

具体的には、

  • 六本の木に注連縄が張られ、六角形の空間が作られた場所。
  • その中央に賽銭箱のようなものが置かれている。

これらの場所は通常、一般の人々が容易に立ち入ることができない区域とされています。

かんかんだらは、このような人里離れた、神聖または禁忌とされる場所に出現すると伝えられています。

特に、封印が解かれたり、特定の条件が満たされたりした際に姿を現すとされています。

なお、かんかんだらは単なる怪物ではなく、ある種の神に似た存在として扱われることもあり、年に一度神楽を舞ったり祝詞を奏上したりする儀式が行われる場合もあるようです。

かんかんだらの目撃情報

ネット上に、「かんかんだらの呪いを封印し、長きに渡り祀っている神社がある」という噂があります。

過去に、何人も被害が出ているが、あまりの恐怖ゆえ、伝播していないのだとか。

九州のある地域で、「かんかんだらを見た」という情報もあります。

が、真偽は定かではありません。

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かんかんだらの正体について考察

ここからは、かんかんだらが生まれた経緯や、疑問について考察していきます。

かんかんだらの由来:大蛇に食われた巫女

かんかんだらの由来には、ある昔話があります。
もはや神話や伝説に近い話です。

人を食らう大蛇に悩まされていたある村の村人達は、神の子として様々な力を代々受け継いでいた、ある巫女の家に退治を依頼しました。

依頼を受けたその家は、特に力の強かった一人の巫女を大蛇討伐に向かわせます。

村人達が陰から見守る中、巫女は大蛇を退治すべく懸命に立ち向かいました。

しかし、わずかな隙をつかれ、大蛇に下半身を食われてしまいます。

それでも巫女は村人達を守ろうと、様々な術を使い、必死で立ち向かいました。

ところが、下半身を失っては勝ち目がないと決め込んだ村人達は、あろう事か、巫女を生け贄にする代わりに村の安全を保障してほしいと、大蛇に持ちかけたのです。

強い力を持つ巫女を疎ましく思っていた大蛇は、これを承諾し、食べやすいようにと村人達に腕を切り落とさせ、達磨状態の巫女を食らいました。

そうして、村人達は、一時の平穏を得ました。

しかし、後になって、この交渉は巫女の家の者が思案した計画だったことが明かされます。

この時の巫女の家族は六人。

異変はすぐに起きました。

大蛇がある日から姿を見せなくなり、襲うものがいなくなったはずの村で、次々と人が死んでいったのです。

村の中で、あるいは山の中で、あるいは森の中で。

死んだ者達はみな、右腕か左腕のどちらかが無くなっていました。

巫女の家族6人を含む18人が死亡し、生き残ったのは4人だけでした。

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箱が意味するもの

かんかんだらを封印している箱は、基本的に山もしくは森に移され、

  • 6本の木と6本の縄:村人達
  • 6本の棒:巫女の家族
  • 四隅に置かれた壺:生き残った4人
  • 6本の棒が成す形:巫女

をそれぞれ表しているのだそうです。

なぜこのような形式がとられるようになったのかは不明です。

一説によると、生き残った四人が、巫女の家で怨念を鎮めるためのありとあらゆる事柄を調べ、その結果生まれた独自の形式ではないか…ということです。

上半身を見るだけならセーフなのはなぜ?

今回2chに投稿された怪談のように、かんかんだらは下半身を見ると助からないが、上半身だけならセーフとされています。

なぜなのでしょうか?

かんかんだらの上半身を見るだけならセーフとされる理由は、以下のように考えられます。

呪いの本質が下半身にある

かんかんだらの呪いや危険性は主に下半身の蛇の部分に集中していると考えられています。

上半身は人間の女性の姿をしているため、それほど強い呪力を持っていないとされています。

巫女としての側面

一部の解釈では、かんかんだらが巫女として現れることがあるとされています。

この場合、上半身のみを見せることで、本来の呪いをかけずに済むという説があります。

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6本の腕があるのはなぜ?

かんかんだらは、腕が左右合わせて6本あるとされています。

かんかんだらの6本の腕には、いくつかの象徴的な意味や解釈があると考えられます。

巫女の象徴

かんかんだらの起源に関する説明によると、6人の巫女が関係しているとされています。

6本の腕は、これら6人の巫女を表している可能性があります。

死んだ村人を表している?

ある解釈によると、かんかんだらの体には死んだ村人の片腕18本分が含まれているとされています

上半身の6本の腕、下半身の6本の腕、そして巫女としての上半身のみの体に6本の腕を合わせると、18本になるという説明があります。

神格的要素

一部の解釈では、かんかんだらがある種の神に似た存在として扱われることがあります。

6本の腕は、多くの腕を持つヒンドゥー教の神々を連想させ、神格的な要素を表現している可能性があります。

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