アンパンマンに怖い都市伝説があるって本当?
子供の頃から親しんできたアンパンマンに、実は怖い都市伝説があると聞いて驚いている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アンパンマンにまつわる怖い都市伝説ついて詳しく解説していきます。
アンパンマンにまつわる怖い都市伝説9選
アンパンマンは子どもたちに人気の優しいヒーローです。
しかし、その裏には恐ろしい噂や都市伝説が存在するのです。
アンパンマンにまつわる怖い都市伝説には、以下のようなものがあります。
- アンパンマンの顔の秘密
- バイキンマンの正体に隠された衝撃の真実
- ジャムおじさん黒幕説
- チーズが喋らない理由
- チーズはばいきんまんの手下だった?
- アンパンマンのマーチは戦争にまつわる歌?
- パン工場で起きた奇妙な出来事
- アンパンマンワールドの裏に潜む闇
- やなせたかしが描いた禁断のエピソード
それぞれの都市伝説について、詳しく見ていきましょう。
アンパンマンの顔の秘密
アンパンマンの顔には、恐ろしい秘密が隠されているという噂があります。
その秘密とは、顔の中に魂が封じ込められているというものなのです。
アンパンマンの顔に関する怖い噂には、次のようなものがあります。
- 顔を食べると魂が移されてしまう
- 新しい顔を付けるたびに別の人格になる
- 顔の中には小さな生き物が住んでいる
これらの噂は、アンパンマンの顔の交換シーンを不気味に感じさせます。
バイキンマンの正体に隠された衝撃の真実
バイキンマンの正体には、驚くべき秘密があるという説があります。
その秘密とは、バイキンマンが実は重要な役割を担っているというものです。
バイキンマンの正体に関する衝撃の噂には、以下のようなものがあります。
- アンパンマンの兄弟である
- 未来からやってきた存在である
- アンパンマンワールドの管理者である
これらの説は、バイキンマンの存在意義を根本から覆すものです。
もしこれが本当なら、アンパンマンとバイキンマンの関係性が大きく変わります。
でも、バイキンマンの悪戯好きな性格を見ていると、そんな大役は似合わない気がしますね。
いや、もしかしたらそれは仮初の姿なのかも・・・?
ジャムおじさん黒幕説
一見すると突飛に思えるかもしれませんが、ジャムおじさんには確かに不可解な点がいくつもあるんです。
まず注目したいのは、アンパンマンとジャムおじさんの顔の類似性です。見比べてみると、まるで双子のようにそっくりです。
ジャムおじさんがアンパンマンの顔を作ったのは周知の事実ですが、なぜ自分そっくりの顔にしたのでしょうか?
ここで一つの仮説が浮かびます。もしかしたら、ジャムおじさんは自分の遺伝子を残したかったのかもしれません。
アンパンマンの世界の登場人物は、妖精だけです。
つまり、ジャムおじさんも人間のような見た目をしていますが、妖精ということになります。
アンパンマンの世界では、命は神様のような存在から与えられるものであり、命が尽きることはありません。そのため、子孫を繁栄させるといった、現実世界における生き物が本来持っている本能というものを持ち合わせてはいないのです。
しかし、ジャムおじさんは自分に酷似したアンパンマンを創造しました。
これは、ジャムおじさんが元々人間だった証拠かもしれません。何らかの呪いで妖精に姿を変えられてしまったのかも・・・?
そして、ばいきんまんの存在です。あれほどの科学力を持ちながら、いつも最後はアンパンマンに敗れてしまいます。
なぜジャムおじさんを直接狙わないのでしょうか?
ジャムおじさんさえ倒せば、アンパンマンは二度と復活できないはずなのに・・・。
これらの不可解な点を考えると、ばいきんまんは、実はジャムおじさんの手下である、という可能性が浮かび上がってきます。
チーズが喋らない理由:ジャムおじさんの手下説
この世界では、ほとんどのキャラクターがおしゃべりできるのに、チーズはしゃべることができません。
でも、チーズは言葉が理解できるだけでなく、とても賢いです。アニメでは、バタコさんがバイキンマンの変装に騙されているのに、チーズだけが怪しんでいるシーンがあります。
もしかしたら、チーズは単なるペットではなく、ジャムおじさんの手下なのかもしれません。外で飼われているのに首輪をつけていないのも、その証拠かもしれませんね。
ひょっとすると、チーズはアンパンマンの世界を自由に動き回って、情報を集めているのかもしれません。ジャムおじさんと二人きりの時は、普通にしゃべっているかもしれませんよ。
しかし、ジャムおじさんの目的は何なのでしょうか?
人間に戻りたいのか、それともこの世界に自分の遺伝子を残し続けたいのか?
アンパンマンとばいきんまん、光と影のような二人を操って、この世界の表と裏を支配しようとしているのかもしれません。
真相は誰にもわかりませんが・・・。
チーズは初登場時ばいきんまんの手下だった!?
チーズにはもう一つ、面白い裏設定があります。
実は、チーズは初登場時、ばいきんまんの手下でした。
アンパンマンの原作者であるやなせたかし先生は、『月刊いちごえほん』で漫画『アンパンマン』を連載していました。
やなせ先生が描くアンパンマンの初期作品です。
全71回の連載を収録した『だれも知らないアンパンマン やなせたかし初期作品集』に、チーズの初登場シーンとみられる物語が掲載されています。
実は当時、アンパンマンには意外な弱点がありました。なんと、犬が苦手だったのです。
この秘密を、バイキンマンの仲間である「ふけつまん」が嗅ぎつけてしまいました。
そこでバイキンマンは、まさかの作戦を思いつきます。犬に乗ってパン工場に攻め込むというのです。その犬の名前が「チーズ」です。
チーズに乗ってやって来たバイキンマンを目にしたアンパンマンは、パン工場から一歩も出ようとしません。そこに居合わせたしょくぱんまんも、どうやら同じく犬が苦手なようです。
この窮地を救ったのが、バタコさんでした。
バタコさんは鋭い観察眼で、バイキンマンの乗っているチーズが、同名の食べ物であるチーズを好むことを見抜きます。そして、チーズ(食べ物)を使ってチーズ(犬)を見事に手懐けてしまいました。
その後、チーズはパン工場から離れようとしません。なんとチーズは、バタコさんに一目惚れしてしまったようです。
すっかり気を良くしたバタコさんは、ジャムおじさんにチーズを飼ってもいいか?願い出ます。
アンパンマンたちは即座に反対しましたが、ジャムおじさんは「今年は戌年だから…」という、ちょっと変わった理由でチーズの飼育を許可してしまいます。
こうして、チーズはパン工場の犬になりました。
最初は反対していたアンパンマンたちも、次第にチーズのことを気に入っていきます。
アンパンマンのマーチは戦争にまつわる歌?
アンパンマンの原作者であるやなせたかし先生の人生には、戦時中の経験が深く刻まれています。彼は陸軍の幹部候補生として、暗号解読の任務に就いていたそうです。
さらに、戦争で最愛の弟を失うという悲しい出来事を経験しています。
弟さんは、駆逐艦の乗組員で、1945年(昭和20年)に戦死しています。
そのため、やなせ先生が作詞を手掛けた『アンパンマンのマーチ』の歌詞は、特攻隊員であった弟への思いが込められているのではないか?という噂が広まりました。
しかし、この話はやなせ先生自身が否定しており、単なる都市伝説だということがわかっています。
ぼくはそんなつもりはなかったのですが、「アンパンマンのマーチ」が弟に捧げられたものと指摘する人もいます。それだけ、弟と最後の言葉を交わした記憶が深く残っていたのでしょう。
やなせたかし著『ぼくは戦争は大きらい』小学館、2013年
やなせ先生は戦争そのものを強く否定し、「正義のための戦争など無い!」とおっしゃっています。
「生きることが大切」という歌詞には、きっと特別な思いが込められているはずです。
また、彼は「もし正義があるとすれば、それは困っている人を助けること」だと語っていました。
これこそが、アンパンマンが正義の味方として描かれ、お腹を空かせた人に自分の体の一部をあげる理由なのです。
興味深いことに、やなせ先生の弟は「コンパスで描いたような丸顔」だったそうです。
そのため、やなせ先生は「アンパンマンを描くと胸が痛くなる」と打ち明けていました。
つまり、歌よりもアンパンマンのキャラクター自体が、弟への思いを形にしたものだと言えるかもしれません。
インターネット上には「アンパンマンマーチは軍歌だ」という、全く根拠のない噂も流れています。
しかし、やなせ先生は、生涯を通じて「戦争反対」の姿勢を貫いた人物です。
パン工場で起きた奇妙な出来事
ジャムおじさんのパン工場では、不思議な出来事が起こっているそうです。
工場の中で、説明のつかない現象が頻繁に見られるというのです。
ジャムおじさんの工場にまつわる奇妙な噂には、次のようなものがあります。
- 夜中に誰もいないはずの工場から歌声が聞こえる
- 作りかけのパンが勝手に動き出す
- 工場に入った人が突然姿を消してしまう
これらの噂は、パン工場の雰囲気を一変させてしまいます。
しかし、これらはおそらくジャムおじさんの発明品が原因なのでしょう。
ジャムおじさんの工場は、きっと楽しくて温かい場所に違いありませんよ。
アンパンマンワールドの裏に潜む闇
アンパンマンワールドには、表には見えない闇が存在するという説があります。
その闇とは、世界の成り立ちに関わる重大な秘密だと言われています。
アンパンマンワールドの闇に関する噂には、以下のようなものがあります。
- 世界の外には何もない虚無が広がっている
- 住人たちは実は人間の夢の中の存在である
- 世界の運命を左右する謎の存在がいる
これらの噂は、アンパンマンワールドの平和な印象を一変させます。
しかし、子供向けアニメに、こういった設定が存在するとは考えにくいです。
あくまで噂レベルの話ではないでしょうか。
やなせたかしが描いた禁断のエピソード
やなせたかし先生が秘密のエピソードを描いたという噂があります。
このエピソードは、あまりにも怖すぎて公開できなかったと言われています。
実際に、この禁断のエピソードについては以下のような噂が広まっています。
- アンパンマンが悪役になってしまう話
- キャラクターたちの残酷な最期が描かれている
- 現実世界とアンパンマンワールドが繋がっている設定
これらの噂は、アンパンマンの世界観を根底から覆すものばかりです。
もし本当だとしたら、子どもたちの夢を壊してしまうかもしれません・・・。
アンパンマンの怖い都市伝説が広まる3つの理由
アンパンマンの怖い都市伝説が広まる理由について、皆さんは考えたことがありますか。
子供に大人気のアンパンマンですが、なぜか怖い都市伝説が存在するのです。
アンパンマンの怖い都市伝説が広まる理由は、以下の3つが挙げられます。
- 子供向けアニメの裏側に潜む闇に興味をそそられるから
- 長年愛されているキャラクターだからこそ生まれる疑問があるから
- ネット社会での情報拡散が容易だから
それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。
子供向けアニメの裏側に潜む闇に興味をそそられるから
子供向けアニメの裏側に潜む闇への興味が、怖い都市伝説を広めるきっかけとなっています。
一見、明るく楽しいアンパンマンの世界ですが、大人になると別の視点で見るようになるのです。
実際に、アンパンマンの裏設定に興味を持つ人には、以下のような特徴があります。
- 子供の頃から親しんできたアニメを大人の目線で再解釈したい
- 作品の深層にある意味や象徴を読み取りたがる
- 表面的な明るさとは対照的な闇の存在を想像することに面白さを感じる
これらの欲求が、アンパンマンの怖い都市伝説を生み出す土壌となっているのです。
また、純粋な子供向けコンテンツにあえて闇を見出そうとする心理も働いています。
人間の想像力は時として奇妙な方向に働くものなのかもしれません。
長年愛されているキャラクターだからこそ生まれる疑問があるから
アンパンマンは長年愛されているからこそ、さまざまな疑問が生まれやすい作品なのです。
長期にわたって放送されているアニメには、設定の矛盾や不自然さが出てくることがあります。
長年アンパンマンを見ている人たちからは、次のような疑問が出てくるでしょう。
- なぜアンパンマンは顔を何度も取り替えられるのに死なないのか
- バイキンマンはなぜいつも負けるのに諦めないのか
- ジャムおじさんはどうやってアンパンマンの顔を作り続けているのか
これらの疑問が、怖い都市伝説を生み出す種となっているのです。
また、作品の設定に対する疑問は、時として奇妙な解釈へと発展していきます。
大人になっても愛されるキャラクターだからこそ、深読みされやすいのかもしれませんね。
インターネットの普及で都市伝説が拡散しやすくなったから
インターネットの普及により、都市伝説が急速に拡散しやすくなったことも大きな要因です。
SNSやオンライン掲示板を通じて、様々な説が瞬時に共有されるようになったのです。
インターネット上では、以下のような現象が起きています。
- 匿名での情報発信が容易になった
- 噂や説が急速に広まりやすくなった
- 真偽不明の情報が事実のように扱われる
これらの現象が、都市伝説の拡散と定着を加速させているのです。
また、インターネットの特性上、一度広まった都市伝説は消えにくくなっています。
ネット上の情報は鵜呑みにせず、批判的に見る目を持つことが大切です。