【ドラえもんの都市伝説】しずかちゃんのパパは4人いる?真相は?証拠画像を徹底検証

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「しずかちゃんのパパは4人いる」という都市伝説について、聞いたことはありますか?

これは、ある画像がインターネット上にアップされたことから、しずかちゃんのパパについての謎が広まりました。

しずかちゃんのパパは、優しそうなメガネをかけた人物として描かれています。

しかし、昔のアニメや映画では、異なる見た目のパパが登場し、視聴者に混乱を与えています。

しかも、異なる見た目のしずかちゃんのパパが、最低でも4人は登場しており、「しずかちゃんには複数のパパが存在する」というのです。

今回は、「しずかちゃんのパパ」にまつわる都市伝説と、その真偽を検証・考察していきます。

目次

しずかちゃんのパパは4人いる?

まずファンの間で話題となったのがこちらの画像です。

「どんだけ複雑な家庭なんだ、しずかちゃん家って・・・」

「もしかして激痩せとかしてて同一人物のパパの可能性もある」

パパがパパじゃなくてパパ(意味深)の可能性

と様々な意見がネット上で数多く語られています。

確かに、この画像が本当なら、「しずかちゃんのパパは4人いる」ことになります。

一体なぜこんなことになったのか?

しずかちゃんのパパにまつわる都市伝説は以下の通りです。

  • セワシ理論
  • しずかちゃん複数人説(クローン説)
  • しずかちゃん養子説

それぞれの都市伝説について、詳しく見ていきましょう。

セワシ理論

セワシは、のび太のひ孫です。

実は、のび太には

  • 20歳:大学受験失敗して3浪人
  • 28歳:就職できずに起業
  • 33歳:会社が火事で全焼。のび太の花火が原因で火災が発生。
  • 35歳:会社が倒産、借金取りに追われる日々

という壮絶な人生が待っていました。

しかも、のび太の借金は、孫の孫であるセワシの代まで残っており、お年玉はたったの50円。

そこから、野比一族の運命を変えるために、ドラえもんをのび太の元に送ったのでした。

ちなみに、ドラえもんが送りこまれなかった場合、のび太は来誰と結婚していたかというと、ジャイアンの妹・ジャイ子です。

ドラえもんのおかげで、のび太はしずかちゃんと結婚する未来に変わったんですね。

しかし、タイムマシンで過去を変えるのは禁止のはず。歴史の改変は、ドラえもんの世界では重罪です。なのに、ドラえもんはのび太としずかちゃんをくっつけちゃいました。
これはタイムパトロール案件では・・・?という疑問が生まれます。

また、セワシくんは、本来のび太とジャイ子の血を引く子孫です。

しずかちゃんと結婚した場合、セワシの存在はなくなるのでは・・・?

タイムパラドックスの一種ですね。

しかし、セワシくんはこう言います。

「大阪へ行くとしてもいろんな乗り物や道筋がある。だけど、どれを選んでも方角さえ正しければ、大阪へ着けるんだ」

これがいわゆる「セワシ理論」です。

つまり、「異なるパパでも、しずかちゃんが生まれる可能性はある」というんですね。

わかったようなわからないような理論です・・・。

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しずかちゃん複数人説(クローン説)

画像のように、しずかちゃんのパパは複数人登場しているにもかかわらず、しずかちゃんのママは1人しか存在しないことから、「しずかちゃん複数人説(クローン説)」が生まれたようです。

もしかしたら、ドラえもんの行動が、しずかちゃんの両親にも影響を与えたのかもしれません。

しずかちゃんはお母さんにそっくりです。

ひょっとすると、お母さんの遺伝子はそのままで、お父さんが別の人になっちゃった可能性もあるんじゃないでしょうか。

しずかちゃん養子説

ドラえもんの行動がもたらした影響は、私たちの想像以上かもしれませんね。

しずかちゃんの家族については、もう一つ、「しずかちゃん養子説」があります。

ドラえもんの何らかの行動が、しずかちゃんの本当の両親に影響を与えたのかもしれません。

その結果、彼らは大切な娘を手放さざるを得なくなり、今の両親が温かく迎え入れたという筋書きも考えられますよね。

または、別のシナリオも浮かびます。

ママはそのままで、お父さんとの再婚という可能性もあるかもしれません。

これらの仮説を考えると、ドラえもんの存在が予想外の結果をもたらしたのかもしれませんね。

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「しずかちゃんパパ複数人説」の真偽を考察

実は1人のパパだった?画像を年代順に検証・解説

結論から言うと、これらの説は単なる都市伝説で、全くのデタラメです。

というのも、これらは全て、1人のしずかちゃんのパパだからです。

順番に解説していきましょう。
もう一度先程の画像を見てください。

これらは、実は、「異なるデザインのパパの例」なのです。
年代順に、見ていきましょう。

1973年のパパ

まず右上。1973年12月小6連載、コミックス1巻「一生に一度は百点を・・・」の回に登場した、しずかちゃんのパパが家で仕事をしているシーンです。

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ビジュアルは、メガネにセンターパートの髪型

これが最も視聴者の印象にある姿ではないでしょうか。
実は、原作では1973年時点で、既にしずかちゃんのパパのビジュアルは決まっていたんですね。

1983年のアニメ

次に左下。これは、1983年7月29日に放送された「10円なんでもストア」という回に登場したしずかちゃんのパパです。

このエピソードは原作44巻にあり、しずかちゃんとパパの2人で映画を見に行きます。

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原作ではいつものビジュアルのパパなんですが、
なぜかアニメでは知らないおじさんにすり替わっているんですね。

原作とは似ても似つかない風貌をしています。

単純にアニメの作画ミス?かと思われます。

1992年のアニメ

次に、右下。これは、1992年7月17日に放送された「ジャンピング潜水艦」という回に登場したしずかちゃんのパパです。

これは、原作6巻「潜水艦で海へ行こう」をベースに描かれた半アニメオリジナル作品です。

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原作ではしずかちゃん一家は出てこないんですが、アニメでは冒頭に登場します。

今度は頬骨が消え、ちょび髭が生えたパパに・・・。

このように、しずかちゃんパパは、アニメではデザインが安定しません。

1996年の書籍

最後に、右上。これは、1996年4月1日発売の『ドラえもん完全大百科』のキャラクター紹介で掲載された、しずかちゃんのパパです。

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このように、しずかちゃんのパパのデザインは、アニメの制作時期によって変わっており、単なるデザイン違いだったのです。

大山のぶよさんがドラえもんの声優をされていた時代は、特にデザインが安定していなかったため、複数のパパがいるように見えたのでした。

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「のび太の結婚前夜」に登場するしずかちゃんのパパ

そして、最も有名なのが、1999年3月6日公開の映画『のび太の結婚前夜』に登場するしずかちゃんのパパです。

これが、原作に登場するしずかちゃんのパパ、源義雄が年を取った姿として、一番妥当だと思われます。

一番原作に近いしずかちゃんのパパと言えるでしょう。

参考:『のび太の結婚前夜』あらすじ

しずかちゃんと出木杉くんが空き地で仲良く「白雪姫」の劇の練習をしているところを目撃したのび太。

将来、自分としずかちゃんが本当に結婚できるのかどうか不安になり、ドラえもんとタイムマシンで結婚式当日へ向かうはずが、前日(=結婚前夜)についてしまいます。

しずかちゃんは親子3人でお別れパーティーをしていました。
その後、年老いた父親が部屋で咳き込んでいる様子を見たしずかちゃんは、「パパ、私お嫁に行くのやめる!」と言い出すのです。

「パパやママにまだ何も恩返しをできていない」というしずかちゃんに、パパは

きみはぼくらに素晴らしい贈り物を残していってくれるんだよ。数え切れないほどのね。最初の贈り物はきみが生まれてきてくれたことだ

と言います。

また、「上手くやっていけるか不安だわ」

「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことのできる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。かれなら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれると、ぼくは信じているよ」

と、数々の名言があります。ぜひ一度見てみてください!

画像のネタ元

4枚画像のネタ元は、「ヒロ」さんが運営する「ハラヒロミ」というサイトの「しずパパ」というページに掲載されている画像です。

Wikipediaから注釈リンクが張られているため、ここから画像が拡散されたと考えられます。

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原作漫画の「しずかちゃんのパパ」の変遷

参考までに、藤子・F・不二雄先生の原作漫画におけるしずかちゃんのパパのビジュアルの変遷も解説しておきます。

1970年:初登場

原作コミックスでしずかちゃんのパパが初登場したのは、
1970年8月小1連載 『藤子・F・不二雄大全集』3巻「いぬになりたい」。

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のび太が犬に変身して、しずかちゃんの部屋に侵入していた時、
犬なのに大笑いしてしまい、おかしいと思ったしずかちゃんが叫び声をあげ、パパが駆けつけています。

この時はちょびひげのおじさんでした。

1971年:2回目の登場

次の登場は、1971年11月小2連載コミックス3巻「ペロ!生きかえって」。

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この時はちょび髭はなくなって、センターパートになっています。

1973年:3回目の登場

3回目の登場は、1973年4月小5連載『藤子・F・不二雄大全集』2巻「ハイキングに出かけよう」。

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ここで今のセンターパート、そしてメガネをかけているデザインのしずかちゃんパパになっています。

この後、4回目の登場が先程の1973年12月小6連載、仕事をしているパパです。

なので、原作では3回目の登場でデザインが安定したことになります。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

このように、しずかちゃんパパのキャラクターデザインは、アニメで安定していなかったため、複数人のパパがいるように誤解されてしまいましたが、実際は一人のパパでした。

実は、しずかちゃんのパパに限らず、学校の先生やスネ夫のいとこのお兄さん、出来杉君のパパなど、マイナーで登場回数の少ないキャラクターは、初期のアニメや古い書籍などでは、別人または誤った人物として描かれることがままあったのです。

昭和時代のアニメの面白いところですね。

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